経営と開業の事例 #14 戸 田市商工会トップメニューに戻る
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スーパー創業者


 当ホームページが経営事例を中心にしているのは、商工会という性質上、中小企業の経営事例を身近で入手できる、しかもある程度裏付けをとれる、という「地の利」を生かした考えによるものである。

社長さんから経営事例を聞くと、実際に体験したことだけに、迫力と説得力を感じずにはいられない。生の情報である。

しかし、一般に、社長さんたちはしゃべりのプロではないので、話の組立がバラバラだったり、用語が違っていたりして、評論家や学者の講演にくらべると拙い面がある。(そこをフォローしているのが当ホームページでもある)

 逆に講演慣れしている「話のプロの人」は一般に上手だが、本当の迫力を感じることは少ない。

商工会の「地の利」と書いたが、それはおおむね中小・小規模企業に限られる。大企業とのつきあいは少ない。特に取引関係のつきあいは少ない。商工会が大企業から仕事をもらうという事はあまり無いので。

それは多くの中小企業にとっても同様だ。大企業と直接取り引きするというのは、そうとう力のある中小企業だと言える。

今回ご紹介する奈智あゆみ氏は、女性経営者(創業者)であるが、女優経験者でもあり、仕事の中身が話(説明)や人材の教育を重要な要素として持っているので、話の方もプロである。また、大手自動車メーカーから直接仕事をもらっている。つまり、

  • 経営者
  • 起業家
  • 話のプロ(書く方も)
  • 大手企業との取り引き有り

という、4拍子そろった、スーパー創業者である。

 当会で先日講演をお願いしたところ、その内容が非常にすばらしかったので、ごく一部であるが、ここに紹介することにした。

 話のプロである、ということは、タダ で全部をご紹介できない、ということでもある。もっとくわしくお知りになりたい方は、最寄りの商工会・商工会議所に、「奈智あゆみ氏の講演会開催をリクエ スト」していただきたい。奈智先生に戸田市商工会の紹介といえば、多少割引してくれるかもしれません。(保証はしませんが)

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私の創業奮闘記

  1. 設立はしてみたが・マイナスのスタート

      短大を卒業後、百貨店につ とめましたが、それだけで終わりたくなかったので、女優としての芸能界活動、博覧会のコンパニオン教育などを経験しました。それらの仕事に飽き足りず、 いっそ自分で会社を始めようと思いました。それまでの経験で、これからは、製品説明や販売促進を外部に委託する時代になったと感じましたので、そこを狙お うと思いました。

     作ろうとしたのは、ただのマスコットガールではない、製品の説明だけでなく、販売もできる女性の営業チームです。開業と同時に会社設立をしました。業種は販売促進支援です。

    会社設立は手続きをマニアル本で調べて自分で行いました。しかし、約束された仕事も、人脈も、資金も経営ノウハウもありませんでした。

    毎日毎日売り込みの電話をしているのに仕事はゼロ、ノンスケジュールです。銀行から借りた200万円は2ヶ月でパー、従業員は2人とも辞めていきました。その間、社長でありながらアルバイトに明け暮れる毎日です。

    仕事が来そうにみえることがあっても、「あれは世間話だったのね」で終わってしまいました...。

  2. 成長

    その頃、ライセンスを持つ女の 子がドライバーとして車を運転している写真を持って、あちこちに売り込みに行きました。某大手自動車メーカー本社のイベントの仕事をもらうことができたん ですが、当日、ドライバーの女の子が事故を起こしてしまいました。「これでまたも終わりかー」と思ってお詫びに行行きました。

    でも、新しい宣伝方法を考えて いたそのメーカーにプレゼンテーション(売り込み)をすることができました。文字どおり、だめで元々でした。ちょうどフルモデルチェンジの時期で、幸い、 担当者の求めているもの、時代の雰囲気と、当社の構想が近かったこともあって、当社女性チームを販売促進のため、1年限定で採用するという仕事をいただく 事ができました。

     そこで思ったこと、成功の第一歩は、「これをやる」と決意した時は、絶対にあきらめないことだ、という強い思いです。

    当社の女性チームは、マスコットガールではなく、ショウアップとしての商品説明のほか、車の運転、営業マンと遜色のない車の知識、PR用文章の製作、実際の車のセールスまでできるチームです。

    努力の甲斐あって、その後も契約を継続し、発展することができました。

    この仕事を続けていて感じた大事な事は、自社の仕事が、お客様(この場合大手自動車メーカー)の売上を何%上げることができるか、ということ。効果がなければ、すぐに切られてしまいます。

    もうひとつは、自社の社員がいかに達成感(やりがい・自己実現)を味わうことができるかです。

    吹けば飛ぶような小企業ですから、達成感がないと、社員はどうしてもくじけやすくなります。

  3. 大企業との取引・小企業の生き残り

     大企業とつきあっていて感じるのは、大企業は一般に時間のかかること、手間暇のかかることは好きではないということです。ていねいな手作り、マン・ツー・マン教育、オーダーメイドなどは、苦手というか、避けたい分野のようです。

    これに比べて、当社の強みは稼げる人材を素早く育てる、ハイスピード教育です。

    そこで当社と組めば、大企業にとっては大きなメリットがあります。この、自社の強みであるハイスピード教育には当社はこだわっています。自社の強みですから、この点については大げさにいえば、「日本一であること」を求め続けています。

    企業が生き残って行くには、他 社には無い自社の強みを知るべきです。また、その強みを市場のマーケットに合ったところで拡げて行くべきです。企業の大小を問わず、自分の強みには自分で はなかなか気づかないものです。だからこそ、他人の評価・お客様の生の声は大事にして常に聞くべきでしょう。

  4. 経営者としてのノウハウいくつか

    当社は受注生産型企業です。受注生産型は一般に安定していますが、仕事の量は相手の予算次第、というところがあります。予算を削られたときに困ってしまいます。

    それに対処するには、営業力を強化するのが一番大事です。営業力の基本は、「当社の仕事は、御社に対し、これだけのメリットがあります」という価値・効果のアピールです。

    アピールの方法としては、お客様の立場に置き換えた身近で、効果のある具体例を挙げてアピールすることが必要です。

    また、儲けを出すにはいくつかの大事があります。

    ひとつは値付けです。

    これは、お客様の生の声を聞くことによって実現が可能となります。その為には、社長は当然ですが、社員全員が情報のアンテナを張っている必要があるといえるでしょう。

    又、社長は、社内一の営業マンであらねばなりません。優秀な営業マンには必要だと云われる3大要素があります。その要素を社長自ら身に付け、社員へ実践すべきでしょう。

    又、会社の社員全員がセールス意識をもつことで儲かる会社へと変身してゆきます。

    その為には、既存のピラミッド体制ではなく、フラット体制へ組織変更しつつ、後方支援部隊であっても全員がセールス意識をもつことが必要です。

    そのセールス意識・粗利益意識の持たせ方は、ぜひ講演をお聞き頂くか、新日本の教育を試しに導入してみて下さい。

    そんな中で、お取引先様の、御社における利益分配率を常に分析し、無駄のない効率的な取引関係を築くべきでしょう。

    そのリピート率においても不思議な法則が隠されています。

    又、新日本では一万人以上の応募者と面接してきた実績により気付いた、

     3つの人種

     4つの人材 というノウハウがあります。

    この見分け方を知ることによって、稼ぐ人材を見つけだし、募集経費を死に金にしないことが出来ます。

     

  5. 普段の心がけ

 社長たるもの、常に非常事態・危険に備えておかねばなりません。

 ある日、大手有力取引先から呼び出され、「予算の関係・×××の理由でプロジェクトをひとつ削るよ」と言われました。一瞬、私の頭は真っ白になりました。ものすごいショックです。

 しかし、言われたその場で何とかしな いと、いったん帰社してから何をやっても相手はもう削る方向で動いてしまいます。そこで、「お話はわかりました。×× ×の理由でしたら、やむを得ないと思います。しかし、×××の理由があるなら、○○○の目的でこのプロ ジェクトをこのように、あの費用で使うというのはいかがでしょうか」ととっさに答えました。

 すると、お客様は「ああ、そうか。そ れならいいかもしれませんね。考えておきましょう」と言って、その場でのカットは免れ、結局減らされずにすみました。つまり、社長というものは、いつ何 時、何が起きても適切に対処しなければならないという事です。特にこの場合、これがダメなら、あれでどうか、という代替案を常に考え準備しておく、という 事です。火種は残すことが必須です。

また、リスクを回避するためには、取引先への比重を1社にかかりすぎないよう分配しておくことも経営の大きなポイントと言えるでしょう。

6.面接塾のご案内

新日本プロデュースでは、日本の企業がより良い方向に活性化するために、もっとも必要な“人材”を採用する為の、面接におけるノウハウを提供、あるいは代行する面接事業部を設けております。

募集経費を死に金にしないよう、ぜひご活用下さい。(99/11)

奈智あゆみ氏経歴

s49年・関西外国語大学・短期大学部 米英語科を卒業、小田急百貨店勤務、女優(二〇三高地、Gメン、特捜最前線等出演)、司会業、筑波科学博IBM館コンパニオン指導講師を経て(有)新日本 プロデュースを設立、大手自動車メーカーの支援チームP‘sレディ、キャリア・メイトをスタートさせ、新しい形での女性販促チームを確立、イ ベント・展示会・オーディションの企画・運営、女性営業社員の教育などで活躍している。

連絡先

有限会社 新日本プロデュース

尚、奈智氏に手っ取り早く講演を依頼したい場合は、

(株)日本プランニングアートに依頼するという方法もある。

電話 03−3980−1791


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