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創業・開業のノウハウ(3)

「自分から仕掛ける原則」補足

たとえば、A社とB社の間に、いつかケリをつけなくてはならない課題があるとします。社内の課と課のあいだの問題でもけっこうです。ケリをつける必要があるのに、着手しづらい事情があって棚上げになっています。急がなくても当面、支障はありません。

 さて、仕事では常に5WHを考えますが、先に着手すれば、交渉をはじめる時期(When)、交渉の期限(これもWhen)、どこでやるか(Where)、誰を担当にするか(Who)、どうやって交渉するか(How)、なぜやるのか(why)、といった事を自分で決めて先に相手に提案できます。当然、自分に有利なように検討し、それぞれの要素を決めてから提案できます。先に言ったほうの条件に常に決まるとは限りませんが、もし相手が変えてくれと言ってくれば、それも交渉材料にできます。やっぱり、先に言ったほうが有利です。5W1Hを全部出さなくても、いつから始める、という「when」だけでも先に提案してしまえば、こちらのペースにする可能性が高まります。日常的に期限を先に言う人間は手強いです。

 決断の難しさ
 「やるか、やめるか」を決めるための判断材料、この材料がそろっていて、誰が見てもこっちの判断が正しい、と言える状況であれば、決めるのは簡単です。悩む事はないでしょう。しかし、企業の経営では判断材料が十分そろっていないのに決めなければならない、という状況が多いのです。これを決められない人、は経営者には少なく、大きな組織・保護された組織のサラリーマンには、けっこういるようです。決断ができなくて、ぎりぎりまで引き伸ばします。もう本当に間に合わなくなって、どっちに決めても反対される時間的余裕が無くなってから決める、これはまだ良いほう。いずれ異動になるから、それまで引き伸ばして、決めないでおこう、というケースも多いようです。企業の経営では判断材料がそろってなくても決めなければなりません。その場合、答えは自分の中にしかありません。自分の今までの勉強、経験、人脈、直感など、いろんな要素を総動員して答を出します。出した答を、たとえば家族や従業員が信頼してついて来るか、来ないか?答が正しくても彼らが信頼してついて来なければうまくいきません。まず、自分自身に迷いがあると、他人は信用してくれません。次に、その人にパワー(過去の決断の正しさ、経歴、普段の仕事振り、勉強振り、などなど)がないと、やはり信用してもらえません。普段から少しずつ勉強すること、自分より優れていると思われる人に交わり、学ぶこと、昨日より今日は少しでも高い目標にチャレンジすること、日常の小さな決断をおろそかにせず、自分で責任を取る意思を持ちつづける事、これらの積み重ねがパワーを備える方法であります。


先へ延ばす快楽
 経営者の場合、やるか、やらないかの結果は自分に戻ってきますが、サラリーマン社会では、自分がやらなくても、他の誰かがやってしまう場合があり、組織によっては仕事をしてもしなくても給料同じだ、という解釈が加わって、「やらない者勝ち」と勘違いする事もあります。やらないで待っていればいいや、というのは楽ちんです。
 しかし、流れとして成果主義や能力主義が導入されつつあるうえ、「処遇は平等主義」ではあっても、「昇進は能力主義」という組織は多いのではないでしょうか。積極性や取り組み姿勢も能力のうちなので、「待ち」の姿勢はしっかり評価されていると考えるべきでしょう。まして、創業を検討し、準備しているような人は、サラリーマン時代から、社内で積極性を発揮して経営者になる準備をしておく事です。


 

さらに平常心を得る

 もうひとつ、特にこれから創業する人の場合、創業して「絶体絶命の危機」「最悪の事態」と思う状況に直面したとしても、もっと「最悪の」事態に出会った経営者というが過去にいるだろう、という事があります。これは具体的に比較しなければ意味が無い事だし、ここでそれを証明することもできませんが、いくつか倒産の例を見、話を聞いていると「世の中には悲惨な話があるものだなあ」あるいは「よくも立ち直れたものだなあ」と思う事がたくさんあります。だから、最悪の事態に直面したと思ったら、*ご相談にお越しください。「もっとひどい状況を克服した人もいますよ」と言ってあげられるかも知れません。

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